【匿名店長・暇 工作〜485系キット基礎編〜】
<1回表>
ご無沙汰しております。カツミ目黒店の「暇 工作(仮名)」です。
しばらくお休みを頂いている間に、「コテ王子」なるキャラクターが登場し、すっかり人気を奪われてしまいました。「工作日記」の再開を機に、小橋健太選手ばりに華々しく復活したいと思います。ネタは、12月12日に発売されたばかりの485系交直流特急電車です。国鉄時代にはL特急と呼ばれ、北海道から九州まで、日本各地の電化区間で走っていた名車です。キットと致しましては、前回の103系同様、車体とアングルが一体になっており、かつ特急車と言うことでドアの枚数も少ない為、ハンダ付けの箇所が少ないキットとなっております。しかしながら、昨今ロストワックス製前面の製品が大半を占める中、独特な前頭部をプレスで表現し、かつ抜群の精度で構成されておりますので、真鍮キットの醍醐味を味わえる製品となっております。それでは、プレ〜ボ〜ル!?
1.まずは、はやる気持ちを抑えて部品表を見ながら、部品のチェックをして下さい。その際、何処に取り付ける部品か解らない物は、完成図を見て、取り付け箇所を確認しておきましょう。そうしておかないと、例えば室内に取り付ける部品などは、車体が組み上がってからでは、取り付けられなくなってしまいます。真鍮キットは、プラモデルの様な説明書が付いている訳ではないので、予め自分で手順をシュミレーションしておく必要があります。
2.まだ、ハンダづけは致しません。車体&部品の脱脂を致します。車体&部品は機械で成型されますので、油が付いていることがあります。油(不純物)が付いているとハンダは流れないので、ハンダづけの前に綺麗にしておきます。方法としては、車体の様な大きな物は、中性洗剤で洗うと良いでしょう。小さな部品などは、小皿に入れてシンナー洗いをして下さい。塗装前も同様に洗浄して下さい。アングルのネジ穴が要注意です。私のは油が残っておりました。

3.いよいよハンダづけです。ハンダづけの順番ですが、どんな物でも基本的には、まず車体を箱にすることを目指します。箱状にしてしまえば、車体に強度が出ますから、削ったり、叩いたり(普通はしませんが…)しても大丈夫です。と言う訳でまずはドアの取り付けから始めます。最初に仮止めをしてから、本流しです。右が仮止め。左が本流し状態です。

4.続いて妻板の取り付けです。写真の順で仮止めをし、ズレや隙間がなければ、本流しをして下さい。何故、この順番で仮止めをするかって???103系編・第2話4で長々と説明しておりますので、気になる方は、そちらを参考にして下さい。

5.妻板の本流しの際、ハンダは車体の裏側から流すのですが、外側にも塩化亜鉛(フラックス)を流布しておくと、適度な量のハンダが外側にジュワっと流れ出て、いい按配に妻板を接着してくれます。
6.3で説明した様に、仕上げは箱状にしてからの方が良いのですが、(流れと言うかノリで、)ここで仕上げの仕方を説明してしまいます。ヤスリをかけて仕上げるのですが、ヤスリと言っても色々あります。基本的な使い方として、荒い目のヤスリから、順に細かい目のヤスリをかけてゆきます。写真に写っているものは、左から「ニコルソン(荒目)」「中目」「油目」「紙ヤスリ400番(台座付)」で、この順番にかけてゆけば良い訳です。もっと具体的に説明しますと、ある程度の成型は、「ニコルソン(荒目)」で済ませます。しかしながらこの段階ではキズが大きく、塗装しても目立ってしまうので、順に細かいヤスリをかけてゆき、キズを細くしてゆき、目立たなくさせる訳です。ヤスリがけの方向に関しましては、103系編・第2話5.6で、やはり長々と説明しておりますので、そちらをご覧下さい。
7.さて、先程は妻板側の乗客ドアを取り付けましたが、今度は前方、乗務員ドアの取り付けです。同じ要領でハンダづけをします。そして、いよいよ前頭部の組み立てですが、本日はココまで。未だキットをご用意されていないお客様も多いと思うので………ご来店、お待ちしております。