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Web版ハンダ付け教室 チャレンジシリーズキット「キハE130」を作る

<第5回> カツミ営業部の森です。 早くも5回目です。もう、飽きられてしまったでしょうか? 始めた以上は最後までやります。
好評だったら続編もやります。皆様のご意見を伺いところですが、今日現在(4/24)直営店は自主休業中。 『夜明け前が一番暗い…』と言います。 後数週間耐えて、明るい日の出を刮目しましょう!

今回は「アングルの取付」です。


26.アングル①

まずは、「アングル」の説明から…。「アングル」とは、断面が「L字型」をした鋼材で、真鍮製鉄道模型では、車体内に取り付けられた床板を止める金具の事を言います。
キットの説明書(又は図面)には、アングルの取付位置が「車体裾から〇〇mm」と記載されています。
よって、取付の際は「定規」「ノギス」で位置を出し、そこを狙ってハンダ付けをしなければなりません。そうです、難しいのです。
そこで…、『アングル取付治具!!!』(ドラえもんも声で読み上げて下さい)の登場です。弊社カツミのヒット&スタンダート工具。これさえあれば、簡単に、かつ正確にアングルを水平
に取り付ける事が出来ます。
使い方は、画像の様に、アングルのネジ穴がある面を治具のスリット(溝)に差し込んで下さい。

27.アングル②

治具の2本脚を画像の様に、車体裾に掛けます。
持ち方は、画像を参照して下さい。
車体の外側を手で持つのですが、前面取付時同様、そのままでは火傷をしてしまうので、べークブロックで押さえて下さい。
長いベークブロックで押さえる事により、車体とアングルを平行に密着させる事も出来ます。一石二鳥です。

28.アングル③

さぁ、ハンダ付けです。車体中央からスタートし、治具をずらしながら外側に向かって1cm間隔で点付けして行きます。
何故、中央からか?前面を取り付けた時と同じ理由です。熱を加える事により、アングルが伸びますから、先にアングル両端を固定してしまうと、中央部が山なりになってしまうからです。

29.アングル④

点付けをするとこんな感じです。「さぁ本流し!」となるところですが、ここは敢えて本流しはしません。本流しをする事によって車体裾が(熱で)ベコベコになる事を避ける為です。
ハンダがこの位付いていれば、強度的にはOKです。
この車両のアングル取付位置は裾から2.5mmでした。大変の車両は3.0mmです。
尚、カツミ・エンドウ製品の床板はt=1.0mmなので、裾から3.0mmとなりますが、フジ・KS・谷川さんなどの製品床板はt=0.8mmなので、裾からの位置は2.8mmになっていたりします。
ドラえもんのひみつ道具なみに便利な弊社「アングル治具」は、スペーサーの調整により2.5mmにも3.0mmにも対応するようになっています。そうです。他社さんの2.3mmや2.8mmには対応していないのです。
そこで、現在「改良版」のアングル治具を準備中です。スペーサーだけでなく、よりしっかりとアングルが固定出来るよう改良も施しています。
この「アングル治具Ver2.0(仮称)」は、近日(年内)発売予定です。ご期待下さい。

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